コンストラクショナル・アプローチで不可能を可能にする:
野生下捕獲のレイヨウの群れと有蹄類における成功の鍵を探る

みなさんが取り組むべき最も困難な問題行動を思い浮かべてみてください。動物園動物のトレーニングでは、極端な恐怖反応があったり、群れの動物を扱わねばいけなかったり、動物が見えないくらい遠くにいるような場合もあります。人がちらっと見えただけで、動物たちはみんな逃げてしまいます。多くのレイヨウのなかまは、こうした過剰反応をすることで知られています。野生から捕獲された群れの場合、これまでの学習履歴の中で、人に対する非常に嫌悪な経験が含まれていることが多くみられます。また、動物の群れに対するトレーニングをする場合、群全体がより良い方向へ向かうよう、強化をする際には細部まで気を配る必要があります。一歩間違えれば、群れ全個体が恐怖反応を示し、そこから離れてしまいます。さらに、トレーナーが望ましい行動を強化するために、その種固有の行動を知っていることも大切です。この講義では、コンストラクショナル・アプローチを使って、野生下捕獲のレイヨウの群れと群れで生活する動物たちにおける恐怖反応に対処した際の詳細について見ていきます。非常に困難な状況におけるこの手法の適用をご覧いただくことで、みなさんがケアをされている動物に対する、この手法の可能性を理解して頂ければ幸いです。