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コンストラクショナル・アプローチ(入門)
動物と人のより良い関係を築くために

みなさんは、動物たちと暮らしていて「あれ?この行動ちょっと困るなぁ」「問題だなぁ」と思ったことはありませんか?

動物が私たちにとって「困ったなぁ」「問題だなぁ」と感じる行動をするとき、私たちはどう考えたらいいのでしょうか?

 

問題と感じる行動を解決し、私たちが求めている動物との関係や暮らしを実現するために、何をしたらより倫理的で効果的なトレーニングや暮らしができるのでしょうか?

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ここに2つの考え方があります。

1つ目の考え方:

問題と感じる行動を「問題そのもの」と考えます。「この行動は問題だから、やめさせよう」という考え方です。この考え方だと、どうして動物がその行動をするのか、動物が何を求めているのかを考えずに、ただその行動をなくす・止めさせることに注目します。

2つ目の考え方:

問題と感じる行動を「より良い、より望ましい行動が欠けている」と考えます。「動物が簡単にできて望ましい行動を築こう」という考え方です。この考え方だと、どうして動物がその行動をするのか、動物が何を求めているのかを考えます。そして、動物の求めているものを大切にしながら、動物にとっても人にとっても望ましい行動を一緒に築いていくことに注目します。

ご覧のように、問題と感じる行動をどう捉えるかで、トレーニングの目標やトレーニング方法、暮らしまで、全てが変わります!

CAAWTでは、2つ目の考え方を使い、保護犬活動やトレーニング、暮らしに応用しています。CAAWTメンバーシップやオンラインクラスの内容はこの考え方に基づいています。これを「コンストラクショナル・アプローチ」(英語ではConstructional Approach)と言います(出典:Goldiamond, 1974/2002; Layng et al., 2022

動物が何を求めているのかを理解し、求めているものを否定するのではなく、それを大切にしながら、  みんなが幸せになれる行動を築いていきます。​

ウェビナー概要 

 

動物の問題と感じる行動に対し、その行動自体に注目し、止めさせる・無くすのではなく、「望ましい行動をどう築いていくか」に焦点を当てるコンストラクショナル・アプローチ。​講師のショーンとマアサが、従来のアプローチと比較しながら、コンストラクショナル・アプローチの基本の概念をわかりやすく解説します。CAAWT以外では聞くことのできない、コンストラクショナル・アプローチの入門的な概念や知識を学べます!

問題と感じる行動をどう捉えるかでトレーニングの目標やトレーニング方法から暮らしまで、全てが変わります!動物への優しさや思いやりは、どんなアプローチを取るかで決まります!

このウェビナーで問題と感じる行動を理解し、解決するためのトレーニングや暮らしへの活用の仕方を考えるきっかけやヒントになることを願っています。

分離不安のウェビナーを受講される方は、コンストラクショナル・アプローチに基づいた応用例を学んだ後、応用の裏にある基本的な考え方をこちらのウェビナーで学べます。

ウェビナーで学べること

  • 問題と感じる行動の新しい捉え方

  • 問題と感じる行動に焦点を当てずに目標達成する方法

  • 動物に優しく、効果的に望ましい行動を築いていく具体的なステップ

  • アプローチの違いがトレーニング方法や動物福祉にどう影響するか

◼️ 講師

ショーン・​ウィル
Ph.D.

西牟田真麻
M.S., BCBA

​受講者の声

私はこれまで病理的アプローチに基づいた目標設定とトレーニング(治療)をしていて、コンストラクショナル・アプローチとの根本的な違いを分かりやすく説明してもらえて、今までの概念が変わりました。

『動物はいつも正しい』本当にそうだと思います。飼い主を困らせようなんてこれっぽっちも思ってないんですよね。我が子の求めているもを理解しなきゃと改めて思いました。

専門的な言葉もほぼなく私のようなフツーの飼い主でも分かりやすかったです。

消去への反応がモクモクと溢れることの問題点、エラーを起こした時にも動物が欲しいものを与える事への理解がより進んだと感じます。

動物の行動のかたちにだまされないこと。動物のする問題とみなされる行動をそもそも問題ととらえずに見ること。

スライドもシンプルで、動画もたくさんありとてもわかりやすかったです!

今までは望ましくない行動ばかり注目し、本来して欲しい望ましい行動に目を向けていなかったことに気付けました。どうしてこの行動をしてくれないの?とかどうすれば望ましくない行動をなくせるのか?と考えるより、望ましい行動に注目していく方が飼い主にとっても、愛犬にとってもストレスなくトレーニングができる気がします。

私たちの関わり方次第で、「噛む凶暴な犬」「人との触れ合いが好きな犬」が紙一重で変わることもあると知れました。最初から凶暴な犬はいない、消去は悪魔を作り出すのも考えさせられました。

お申し込み

こちらのウェビナーのお申し込みは終了いたしました。

今後開催するCAAWTウェビナーでについては、コチラより確認していただけます。

■ ウェビナー受講対象

問題と感じる行動を止めさせるやり方ではなく、動物に優しく且つ効果的なトレーニングや暮らしの考え方に興味がある方はどなたでも受講していただけます!コンストラクショナル・アプローチの入門編ですので、初めて聞かれる方や馴染みがない方でもわかりやすいように講義を進めたいと思っています。

動物と暮らし関わっている方で行動やトレーニングの新しい考え方に興味がある方:

犬や猫、様々な動物と暮らすご家族から、アニマルトレーナー(特定の動物種に限らない)、獣医師・看護師、グルーマー・トリマー、動物保護施設のスタッフ・ボランティア、行動分析学やアニマルトレーニングに興味ある学生まで大歓迎です!

講師のショーンは英語でお話しし、西牟田が日本語訳をしながら講義を進めていきます。「コンストラクショナル・アプローチ」など聞き慣れない専門用語や新しい概念が登場しますが、理解につながるよう分かりやすい言葉で説明します!理解できたときの喜びは大きく、動物との関わり方が変わるきっかけになります!分からないところがあれば、質疑応答でどんどん聞いてください!

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■ お申し込みに含まれているもの

  • ウェビナーにリアルタイム参加

    • ​講義終了後の質疑応答で講師たちに直接質問ができます

  • ウェビナーの資料

    • ウェビナー前日にメールで送ります

  • ウェビナーの見逃し配信

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◼️ 場所

ズームを通してのオンラインイベントです。インターネットへのアクセスが可能な場所でしたらどこからでも受講可能していただけます。

■ ウェビナーからの利益はCAAWT保護犬活動に寄付いたします♡

Constructional Approach to Animal Welfare and Training(CAAWT)は、アメリカで認定されているNPO団体です。「保護犬の譲渡と家庭犬がずっと家族と暮らす」をミッションとして活動しています。CAAWTのミッションを達成するために、動物と暮らす人々や動物のケアをする団体が必要なトレーニングや行動支援を無償または低価格で提供することで、トレーニングや行動コンサルにかかる経済的障壁を取り除いています。このウェビナーで生じた利益は、トレーニングと行動支援に寄付させていただきます。CAAWTウェビナーで学ぶことで、動物や困っている人たちを助けることができます♡ありがとうございます!​

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◼️ キャンセルポリシー

PayPalより受講料お支払いメールの受信後1週間以内にお振込みいただけない場合は、お申し込みがキャンセルとなる可能性がございます。一旦お支払いが完了致しましたら返金できかねますので、ご承知の上お申し込みください。主催者側がウェビナーをキャンセルをせざるを得ない場合は、全額返金させていただきます。

 

 

◼️ お問い合わせ

ウェビナーについてご質問がありましたら、お気軽にご連絡ください。

 

皆様のご参加を心よりお待ちしています。​

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