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プログラムを成功させるための目標設定

目標を明確にすることは、簡単なことではありません。自分の掲げた目標や抱負が自分では分かっているつもりでも、それがとても曖昧である事実に驚くことがあります。

 

アメリカの心理学者トム・ギルバード氏は、著書『Human Competence』 (1978年)でこのように書いています。「多くの人が、特定された目標を達成するための様々な方法を明確にすることができますが、難しいのは、達成する目標を明らかにすることです」


では、どのような方法で目標を明確にするのか? 良い目標と悪い目標を区別するものは何なのか? 

「良い目標」を明確にすることができれば、目標に関連する現在実行可能な行動レパートリー、つまりトレーニングのスタート地点を知り、目標に到達するためのトレーニング手法やプログラムを明確にすることにつながります。

 

行動を確立することで問題を解決していくアプローチである「コンストラクショナル・アプローチ(Goldiamond, 1974/2002年; Layng et al., 2021年)」の1つ目のステップは、そのプログラムに関わる人々が同意し、観察でき、具体的な目標を設定することです。こうした目標を設定することが、コンストラクショナル・プログラムの第一歩です。この講義では、『コンストラクショナルな質問集』(Goldiamond, 1974/2002年; Layng et al., 2021年)と『目標分析』(Mager, 1972年)を参考に、コンストラクショナルな目標の必要要素は何なのか?を探っていき、取り除きたい行動や、曖昧な目標などではなく、観察可能かつ具体的な目標を設定する方法を学んでいきます。