随伴性の重ね合わせと強制

行動を変えようとする時、私たちは変えたい行動に注目する傾向があります。その行動がそのように起こっている理由、つまり、随伴性における結果がその行動を維持していることを見落としがちです。その行動を維持している随伴性を考えずに、その行動だけを変えるための手順を用いることで、既存の随伴性の上に新たな随伴性を重ねることになります。既存の随伴性が変わっていないので、新しく重ねた随伴性を取り除くことで、結果としてトレーニング前の行動パターンに戻る可能性があります。

この講義では、既存の随伴性を無視して新たな随伴性の結果を用いて行動を緩和をすることと、全く異なる2つの行動パターンが同じ結果「Critical Consequence(クリティカルコンシークェンス)」を導くことの違いを説明します。トレーナーの皆さんに、より考えていただくきっかけに、この講義がなれればと思います。