オンライングループクラス

オンライングループクラスでは、行動分析学の基礎からコンストラクショナル・アプローチ、このアプローチに基づいたプログラムを作成し様々な「問題」行動を解決していく様々なトピックを学んでいただけます。CAAWTのメンバーやコミュニティーの皆様からのフィードバックやリクエストに応じて新たなクラスも追加していきます。

CAAWTのグループクラス:

*Constructional Approach to Animal Welfare and Trainingはアメリカで認定されている501(c)3の非営利団体です。オンライングループクラスで得た利益は、金銭的なサポートがない個人や団体様に提供する無料のプログラムに寄付されます。

コンストラクショナル・アフェクション
Constructional Affection

このグループクラスでは、コンパニオンアニマルと望む双方にとって幸せな関係を築いていくために必要なことを学んでいただけます。コンストラクショナル・アフェクションの哲学やトレーニングプログラム、テクニックについて話し、双方にとって望ましい関係を築いていくための暮らし方や、コンパニオンアニマルに望ましい方法・行動で私たちのアフェクション(撫でる、優しく掻く)を求め受け取ることをどのように教えていくのかを学んでいきます。そして、トレーニングで確立した犬の「落ち着いた」行動を他の環境や状況でもできるようにするためのプログラムついてもお話しします。こうしたプログラムで訪問者と望ましく落ち着いて挨拶ができたり、分離不安を解決したり、他の動物と一緒にアフェクションを共有したり、爪のケアができたりなど、様々な状況でも落ち着いた行動を維持できるようになります。また、コンパニオンアニマルとのコミュニケーションをより良くするため、お座り、待て、伏せの合図を教えたり、基本的なケアの仕方もお話しすることができます。

受講者または見学として受講していただけます。受講者として受講された方は、お困りの行動(飛びつき、引っ掻き、甘噛みなど)を一緒に分析し、受講者様の状況や目標に合ったプログラムをデザインし、トレーニングを実施した際には次のセッションがより良くなるようにフィードバックをさせていただきます。見学として受講される方は、トレーニングへのフィードバックは無いですが、コンストラクショナル・アフェクションについて学んでいただけます。もしご自身やクライアント様の犬で飛びつき、引っ掻き、甘噛みや分離不安などでお困りの方は、受講者としてご受講することをお勧めします!

コンストラクショナル・アグレッション・トリートメント
Constructional Aggression Treatment

このグループクラスでは、コンストラクショナル・アプローチの哲学や自由度の考え方(ゴールドダイヤモンド、1974)、攻撃行動や怖がる行動の機能分析、そして、コンストラクショナル・アグレッション・トリートメント(CAT)のプログラムについて学んでいただけます。コンストラクショナル・アグレッション・トリートメント(CAT)は、コンストラクショナル・アプローチに基づいたもので、攻撃行動や怖がる行動からフレンドリーなインタラクション(関わり)にシェーピングするプログラムです(ロザレス・ルイス、2021)。

受講者または見学として受講していただけます。受講者として受講された方は、お困りの攻撃行動や怖がる行動を一緒に分析し、受講者様の状況や目標に合ったCATのプログラムをデザインし、CATを実施した際には次のセッションがより良くなるようにフィードバックをさせていただきます。見学として受講される方は、トレーニングへのフィードバックは無いですが、CATのプログラムについて学んでいただけます。もしご自身やクライアント様の犬で攻撃行動や怖がる行動でお困りでCATを実施したい方は、受講者としてご受講することをお勧めします!

トレーニングをより効果的に!:行動測定とデータ収集

日頃から私たちは、私たちにとって大事なもののデータを取っています。例えば、銀行口座や食べたもののカロリー、体重、睡眠、運動、学業の成績など、様々なデータを取っています。これらのデータを取ることで、設定した目標から現在どれくらいのところにいるのかが分かり、目標へどのように進んでいくのかを決めることができます。このグループクラスでは、行動の定義の仕方や目標に関連した行動の測定の仕方、行動のデータの取り方を一緒に練習していきます。動物の行動を動画で見ていきながら、データ収集をして行動の定義を確認します。行動の定義とデータ収集のスキルを練習しながら一緒にスキルを磨いていくので、楽しみながら受けていただけるクラスです!

​行動アセスメント:トレーニングで必要な情報を集めよう!

このグループクラスでは、行動アセスメント(機能分析)がアニマルトレーニングとコンサルティングでどのような役割を果たしているのかを学んでいきます。行動アセスメントを行うことで、興味がある行動を維持している随伴性を見極めることができるため、必要なステップです。行動アセスメントを実用的に行うためのガイドラインや策略とともに、行動アセスメントの実施方法や行動を維持している随伴性の見分け方を学んでいただけます。行動アセスメントの様子を動画で見ていき、特定した行動を維持している随伴性を一緒に見極める練習も行います。さらに、トレーニング時の行動アセスメントも見ていきます。トレーニングでの行動変化を観察することで、トレーニングで必要な判断ができます。このアプローチを応用しすることで生じる他のベネフィットも一緒にお話しします。

行動分析学入門編(その1)

このグループクラスでは、自然科学とは何か、自然科学の目標と過程、自然科学の基礎である公式「B=f(x) under c」、そして、この公式を使ってどのように行動を分析していくのかについてお話ししていきます。行動を分析するときのパラダイムを見ていく際、この科学を確立し発展してきたパイオニアたちの歴史や発見とともに話していきます。このグループクラスを通して自然科学のレンズ「B=f(x) under c」を使って行動を理解するときに必要な要素を学んでいただけます。

 

イスラエル・ゴールドダイヤモンド教授とトンプソンさんが執筆された本「Goldiamond and Thompson’s Functional Analysis of Behavior」(通称ブルーブック)の第1章から第6章をメインのテキストブックとして使っています。英語が分からなくても講義を聞いていただければ本の内容を理解していただけます。4回のクラスを通して、行動と環境の関係について掘り進めていきたいと思っていますので、たくさん質問をして、是非オープンハウスにもお越しください!

行動分析学入門編(その2)

このグループクラスでは、オペラントパラダイムを構成している要素、特に、コンシークェンス(結果事象)にフォーカスを当て学んでいきます。まず、オペラントパラダイムを構成している要素を学び、様々な結果事象とスケジュール(結果事象がどのように提供されているのか)を学び、これらがどのように作用し合い行動の形や頻度を変えたり、増やしたり、減らしたりしているのかを学んでいきます。様々な例を見て話し合いながら、ショーンとマアサのレンズを使って行動を分析するスキルを一緒に磨いていきます!

 

イスラエル・ゴールドダイヤモンド教授とトンプソンさんが執筆された本「Goldiamond and Thompson’s Functional Analysis of Behavior」(通称ブルーブック)とTVジョー・レイン教授と他3名の方が執筆された本「Nonlinear Contingency Analysis: Going Beyond Cognition and Behavior in Clinical Practice」をメインのテキストブックとして使っています。英語が分からなくても講義を聞いていただければ本の内容を理解していただけます。4回のクラスを通して、行動と環境の関係について掘り進めていきたいと思っていますので、たくさん質問をして、是非オープンハウスにもお越しください!

 

*このクラスの前に行動分析学入門編(その1)を受講されることをお勧めします。

行動分析学入門編(その3)

行動分析学入門編(その3)のグループクラスでは、「動機」や「モチベーション」をテーマに行動と環境の関係を見ていきます。行動をより起こりやすくするには何ができるのか?強化子をより強力で効果的にするにはどういったことができるのか?状況(先行事象)をより顕著にするには何ができるのか?ある状況下で行動をしやすくするためには、どのような手順があるのでしょうか?イスラエル・ゴールドダイヤモンド博士とドナルド・トンプソン氏が書かれたブルーブックでは、「動機」や「モチベーション」ではなく、potentiating variable(増強要素)という言葉が使われています。ブルーブックを使って、増強要素とは何か?どんな手順があるのか?受講者の皆様と一緒に学び理解していきます。増強要素は、トレーニングの目標を達成するために、行動を理解し、分析し、そして、様々な行動変容プログラムを実施するための重要な要素です。皆様と一緒に学び、考え、話し合うことを楽しみにしています!

4回のクラスを通して、増強要素の様々な種類と手順を学んでいきます。ある刺激を効果的で強力な強化子として機能させるにはどういった手順があるのか、特定の状況下で行動をより起こりやすくするためにどういったて手順があるのかを学んでいきます。特定の刺激を特定期間アクセスできないようにする遮断という手順と特定の刺激を特定期間アクセスできるようにする飽和という手順は増強要素の一種に過ぎません。この他にも増強要素には様々な種類があります。ドライブ(動因)理論(Drive theory)や動機づけ操作(motivating operation)、増強要素(Potentiating variable)の違いを学び、増強要素の種類を学び、増強要素の様々な手順をもとに学習者や行動への影響(倫理的問題、強制など)を一緒に考え予想します。随伴性で行動を分析するだけでなく、 随伴性に影響を与える増強要素に基づいた分析も加えて、より分析の範囲を広げて、行動分析学を深く学びましょう!

*このクラスを受講する前に、行動分析学入門編(その1)と(その2)を受講してください。このクラスは、その1とその2のグループクラスで学んだ知識を基にデザインされたクラスです。