CAAWTオンラインクラス
CAAWTオンラインクラスでは、行動分析学の基礎からコンストラクショナル・アプローチ、このアプローチに基づいたプログラムを作成し様々な「問題」行動を解決していく様々なトピックを学んでいただけます。CAAWTのメンバーやコミュニティーの皆様からのフィードバックやリクエストに応じて新たなクラスも追加していきます。
現在、こちらのオンラインクラスのお申し込みをオープンしました!
動物と私たちの愛情あふれる関係の作り方〜コンストラクショナル・アフェクション〜:
2025年2月10日スタートのオンラインクラス!お申し込みは、2月8日(土)23時59分まで!
*Constructional Approach to Animal Welfare and Trainingはアメリカで認定されている501(c)3の非営利団体です。オンラインクラスで得た利益は、金銭的なサポートがない個人や団体様に提供する無料のプログラムに寄付されます。
動物と私たちの愛情あふれる関係の作り方
コンストラクショナル・アフェクション
このクラスでは、動物と人双方にとってより良い関係を築いていくトレーニング方法であり、生き方である「コンストラクショナル・アフェクション」の基礎知識と実施方法について学べます。
私たちが困ったなぁと感じる行動は、人の関わりで維持されていることが多いです。動物が求めている「人の関わり」と使って、私たちにとって望ましい行動を築いていけます。クラスでは、考え方からトレーニング方法、実践された際に講師のショーンとマアサから個別のフィードバックやアドバイスをもらいながら、クラスで学びながら、動物たちとのより良い行動を築いていきましょう!
コンストラクショナル・アグレッション・トリートメント
Constructional Aggression Treatment (CAT)
このクラスでは、コンストラクショナル・アプローチの哲学や自由度の考え方(ゴールドダイヤモンド、1974)、攻撃行動や怖がる行動の機能分析、そして、コンストラクショナル・アグレッション・トリートメント(CAT)のプログラムについて学んでいただけます。コンストラクショナル・アグレッション・トリートメント(CAT)は、コンストラクショナル・アプローチに基づいたもので、攻撃行動や怖がる行動からフレンドリーなインタラクション(関わり)にシェーピングするプログラムです(ロザレス・ルイス、2021)。
トレーニングスキルアップ:行動測定、データとグラフの活用
アニマルトレーナーの悩みとして...「動物の問題行動の解決に取り組む時、目隠しをして空を飛ぶのと同じくらい難しい」があります。目標までの進歩が遅く、このままでは解決策(効果的なトレーニング)が見つからず、何もできない。でも、問題行動は継続して起こっている。何をしたらいいのか分からないと途方に暮れてしまいます...
動物の問題行動を解決するのは難しいけれど、行動のデータを使えば解決のヒントが見つかるかもしれません。このクラスでは、具体的な手順でデータを取り、グラフを作る方法を学びます!クラスで学ぶスキルは一生モノです。新たな独自の視点でトレーニングも見れるので、ご自身のスキルアップに繋がります!
行動分析学入門編(その1)
このクラスでは、自然科学とは何か、自然科学の目標と過程、自然科学の基礎である公式「B=f(x) under c」、そして、この公式を使ってどのように行動を分析していくのかについてお話ししていきます。行動を分析するときのパラダイムを見ていく際、この科学を確立し発展してきたパイオニアたちの歴史や発見とともに話していきます。このグループクラスを通して自然科学のレンズ「B=f(x) under c」を使って行動を理解するときに必要な要素を学んでいただけます。
イスラエル・ゴールドダイヤモンド教授とトンプソンさんが執筆された本「Goldiamond and Thompson’s Functional Analysis of Behavior」(通称ブルーブック)の第1章から第6章をメインのテキストブックとして使っています。英語が分からなくても講義を聞いていただければ本の内容を理解していただけます。4回のクラスを通して、行動と環境の関係について掘り進めていきたいと思っていますので、たくさん質問をして、是非オープンハウスにもお越しください!
行動分析学入門編(その2)
このクラスでは、オペラントパラダイムを構成している要素、特に、コンシークェンス(結果事象)にフォーカスを当て学んでいきます。まず、オペラントパラダイムを構成している要素を学び、様々な結果事象とスケジュール(結果事象がどのように提供されているのか)を学び、これらがどのように作用し合い行動の形や頻度を変えたり、増やしたり、減らしたりしているのかを学んでいきます。様々な例を見て話し合いながら、ショーンとマアサのレンズを使って行動を分析するスキルを一緒に磨いていきます!
イスラエル・ゴールドダイヤモンド教授とトンプソンさんが執筆された本「Goldiamond and Thompson’s Functional Analysis of Behavior」(通称ブルーブック)とTVジョー・レイン教授と他3名の方が執筆された本「Nonlinear Contingency Analysis: Going Beyond Cognition and Behavior in Clinical Practice」をメインのテキストブックとして使っています。英語が分からなくても講義を聞いていただければ本の内容を理解していただけます。4回のクラスを通して、行動と環境の関係について掘り進めていきたいと思っていますので、たくさん質問をして、是非オープンハウスにもお越しください!
*このクラスの前に行動分析学入門編(その1)を受講されることをお勧めします。
行動分析学入門編(その3)
このクラスでは、「動機」や「モチベーション」をテーマに行動と環境の関係を見ていきます。行動をより起こりやすくするには何ができるのか?強化子をより強力で効果的にするにはどういったことができるのか?状況(先行事象)をより顕著にするには何ができるのか?ある状況下で行動をしやすくするためには、どのような手順があるのでしょうか?イスラエル・ゴールドダイヤモンド博士とドナルド・トンプソン氏が書かれたブルーブックでは、「動機」や「モチベーション」ではなく、potentiating variable(増強要素)という言葉が使われています。ブルーブックを使って、増強要素とは何か?どんな手順があるのか?受講者の皆様と一緒に学び理解していきます。増強要素は、トレーニングの目標を達成するために、行動を理解し、分析し、そして、様々な行動変容プログラムを実施するための重要な要素です。皆様と一緒に学び、考え、話し合うことを楽しみにしています!
4回のクラスを通して、増強要素の様々な種類と手順を学んでいきます。ある刺激を効果的で強力な強化子として機能させるにはどういった手順があるのか、特定の状況下で行動をより起こりやすくするためにどういったて手順があるのかを学んでいきます。特定の刺激を特定期間アクセスできないようにする遮断という手順と特定の刺激を特定期間アクセスできるようにする飽和という手順は増強要素の一種に過ぎません。この他にも増強要素には様々な種類があります。ドライブ(動因)理論(Drive theory)や動機づけ操作(motivating operation)、増強要素(Potentiating variable)の違いを学び、増強要素の種類を学び、増強要素の様々な手順をもとに学習者や行動への影響(倫理的問題、強制など)を一緒に考え予想します。随伴性で行動を分析するだけでなく、 随伴性に影響を与える増強要素に基づいた分析も加えて、より分析の範囲を広げて、行動分析学を深く学びましょう!
*このクラスを受講する前に、行動分析学入門編(その1)と(その2)を受講してください。このクラスは、その1とその2のグループクラスで学んだ知識を基にデザインされたクラスです。